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<title>ユングで学ぶ心理学入門</title>
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<tagline>心理学をもっと身近に！Ｃ・Ｇ・ユングで学ぶ心理学入門サイトです</tagline>
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<title>グノーシスの思想体系</title>
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<dc:subject>07.ユングの思想</dc:subject>
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<![CDATA[<p>ユングのグノーシスに対する考えはこうでした。無意識の心理学に大いに貢献した錬金術のもともとの本質は、ギリシャ哲学やエジプト神話、キリスト教神学やユダヤのカバラ秘儀などの助けを借りて、自然哲学的なものと神秘思想的なものを合わせた世界観を生み出しているグノーシスの思想体系に端を発しているというものです。キリスト教の幕開け当事のグノーシス派の人たちは、認識の源泉として「心」は存在すると考えました。錬金術師たちも同じでした。</p>]]>
<![CDATA[<p>さらにグノーシス教徒と呼ばれる人々は、魂の救済における超越的な心的イメージを伝承していることから、紛れもなく彼らは心理学者であるとして、ユングはグノーシス研究を掘り下げたのです。グノーシスに関する古文書文献が19世紀に入ってエジプト近郊で発掘された後も、次々と古文書は発見されました。無意識の心理学の発展と原始キリスト教の真相解明に大いに貢献されることは確かなようです。</p>]]>
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<title>類型からくる子どもの素質</title>
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<dc:subject>06.ユングの考察</dc:subject>
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<![CDATA[<p>ユングは子どもの素質は、環境によって生じる生存競争(たとえば兄弟喧嘩)などが要因になるとは考えられないとしています。同じ母親から生まれた二人の子どもが、母親の態度に少しも変化がないのに全く正反対の類型を示すことがあるということをみれば、決定的な要因は子ども自身が持っているというのです。</p>]]>
<![CDATA[<p>ということは、母親が少しでも態度を極端にしたり、偏った影響を有害に与えた場合には、子どもが本来持っている素質は、抑えられてしまい、子どもたちも母親と類似した態度を強いられてしまうため、当人は神経症を引き起こす可能性があるということです。そのようなケースでは当人が自然に適応した素質(元型)に戻るためには治療が有効だと述べています。</p>]]>
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<title>家族的布置</title>
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<dc:subject>06.ユングの考察</dc:subject>
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<![CDATA[<p>ユングの精神分析についての研究と実験から考察したものに、家族的布置があります。人間は必ず誕生するとき両親がいます。生まれて後、友情や愛情を得ようとする最初の試みは、両親や兄弟の関係によって最も強く布置されるのです。それは家族的布置の影響がいかに子どもに対して強いものかを証明することとなるものでした。</p>]]>
<![CDATA[<p>幼児期の環境の布置が、ノイローゼ患者の性格を形成したり、人生の運命決定にまで及ぼすほどに影響を及ぼすことを見いだしたとユングはいっています。両親の結びつきが強すぎると、子どもは幼児期の関係に留まったままなのです。ユングは、思春期の人間を幼児期環境の無意識での結合状態からどのようにして解放し、不適当なものだけを取り去るかが、教育の上で最も重要な課題であるとしています。</p>]]>
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<title>心理学的にみた人間のタイプ</title>
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<![CDATA[<p>ユングは、人間のタイプに関する考えを、外向型と内向型の二つに分類されるとしています。自分という存在を「主体」とし、自分のほかにあるものや人を「客体」とした場合に、二つのタイプが存在するのです。客体が自分よりも優越しているとする反応に防御的で、自分の心的なエネルギーがいつも自分の内側に向かっていて、外的な関心より内的な価値や関心が重要だとする態度を「内向型タイプ」だとします。</p>]]>
<![CDATA[<p>それに対し、心的なエネルギーが自分より客体に向かうものとしていて、客体を基準として自分の態度を決めるため、社交的であるとするのが「外向型タイプ」としています。この二種類のタイプは一般論よりさらに広い範囲にわたって見られるものであるため、体系的なものとして位置づけられているのです。</p>]]>
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<title>曼荼羅</title>
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<dc:subject>05.無意識層の源泉</dc:subject>
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<![CDATA[<p>曼荼羅はサンスクリット語では「円」を意味します。この幾何学模様から成るチベット密教の曼荼羅図に、ユングは心理学的な意味を見いだしました。ふだん意識されない自己は、何かの要因で突如心理的危機に襲われたようなときに動き出し、曼荼羅模様のようなイメージとして意識に浮上してくることがあることを発見しました。</p>]]>
<![CDATA[<p>そして、曼荼羅が意識と無意識との調和をはかるために現れる、超越的な機能をもった自分自身(セルフ)を象徴するようなイメージまたは心理象であるとユングは位置づけたのです。ユング自身はこのマンダラを、「意識的に考え出されるか、また自然発生的に無意識過程の産物として現れるかをする規則的配列をもった構造図式」であるとして多くのイメージとの関連性を述べました。</p>]]>
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<title>東洋の影響</title>
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<![CDATA[<p>ユングは易経や東洋哲学に関心を持っていました。キリスト教宣教師として中国へ渡ったリヒアルト・ヴィルヘルムという人物にユングは出会い、易経や中国哲学、宗教について多くを語り合ったそうです。中国の思想や哲学的伝統の中に、ユングは無意識と共通する概念や事柄を見いだしたのです。</p>]]>
<![CDATA[<p>キリスト教を伝道しながらも中国文化に深く影響され、中国の知的財産と中国思想の倫理と明確さを持って西洋に伝えようとしたヴィルヘルムは、東西の行き来を何かに駆り立てられていたようです。ヴィルヘルムは、東洋と西洋の間、意識と無意識の間を行き来することで次第にバランスを失ってゆき、心に葛藤を抱えるようになりました。無意識的な葛藤は身体の健康状態にまで影響したとユングは語っています。「黄金の華の秘密」は易経に通じる瞑想の指導書となっています。</p>]]>
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<title>フィレモン</title>
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<![CDATA[<p>ユングは想像を絶するほどに多くの幻想とイメージと夢を見ています。そして無意識の対決で現れたひとつの像と生涯をともに過ごしたそうです。聖書に登場するエリヤはユングの前に賢く年老いた予言者として現れました。そしてエリヤから発展した像がフィレモンです。ユングによればフィレモンは異教徒で、エジプトのヘレニズム的な雰囲気を持っていたようです。フィレモンはユングに属さない一つの力として空想に登場し、またユングと会話をしていたようです。</p>]]>
<![CDATA[<p>心理的に表すと、フィレモンは導師であり、霊的グルーであり、神秘的な像であり、高い洞察を表すものでした。またフィレモンは翼のある霊であるのに片足が不自由でした。ユングにとってフィレモンは「アニムス」と呼ばれる元型に属する存在でした。フィレモンはユングの心的側面であると同時に、フィレモン自身の生命の側面がユングであるという認識を持っていたようです。</p>]]>
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<title>グレート・マザー(地母神)</title>
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<modified>2006-11-30T02:19:41Z</modified>
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<![CDATA[<p>「母」の元型像です。グレートマザーは、個々人の幼少期の経験に端を発するだけでなく、成長と多産を慈しみ奨励する一方で、権勢をふるったり、むさぼりやそそのかし、支配するもの全てを象徴する元型でもあります。またエネルギーは神聖、優美、純潔のみならず、大地や農耕、豊穣をもたらすものとしても象徴されています。</p>]]>
<![CDATA[<p>無意識や夢に現れてくるこの元型は、若者や英雄が対決する怪物のイメージとして現れることもあれば、英雄の母や恋人として現れることもあるのです。神話や夢に多く登場するこの元型は、ともすれば性的願望や嫉妬の象徴として描かれることもあります。</p>]]>
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<title>アニマ・アニムス</title>
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<dc:subject>05.無意識層の源泉</dc:subject>
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<![CDATA[<p>女性的な要素を意味する元型をアニマといい、魂、生命、ムード、感応、風など男性の集合的無意識の中に存在するものとされています。またこのアニマは、母、恋人、妻など身近な女性に投影されることが多いようで、この元型に無意識を占拠させてしまうと、男性は過度に感傷的になって情緒不安定に陥ってしまう危険性があるとも言われます。<br />
</p>]]>
<![CDATA[<p>アニムスは男性的な要素を意味する原型で、責任、信念、挑戦的なインスピレーションなど女性の無意識に存在するものです。女性はこの元型に無意識を征服されてしまうと、冷酷で強情になり、非現実的になったりして女性的なパーソナリティーを失う危険にあうようです。重要なことは、アニマやアニムスが自己の無意識に内在する「非自己」である、ゆえに潜在能力の領域へと案内してくれる役割を持っていることを理解し、個性化のプロセスを辿ってゆくということなのです。<br />
</p>]]>
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<title>神的な子ども</title>
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<![CDATA[<p>純真な幼児、神聖な子の元型です。夢の中においても赤ちゃんや幼児として登場し、純粋で傷つきやすく、汚れを知らない変容の力を持って現れます。また、真の自己、完全性のシンボルとして永遠の神聖さを象徴するものでもあるようです。</p>]]>
<![CDATA[<p>この神的な子どもと接することで、自我の権勢欲に固執する部分がそぎ落とされて、現在の自分をありのままに見ることができるとも言われ、意味や運命の感覚をもたらしてくれる象徴でもあるのです。</p>]]>
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<title>シャドウ(影)</title>
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<modified>2006-11-30T02:16:47Z</modified>
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<![CDATA[<p>ユングはこの影を「自分がなりたくないと思うもの」「苦手なものや生き方」と定義しています。人間の原始的で本能的な側面であるシャドウは、自分の意識がふと油断した隙をみて、無意識の障壁を越えて善意ある自分の中に入り込んでくると言います。</p>]]>
<![CDATA[<p>自我意識は一面的に陥りやすいため、反論という形をとったり、他者に対して投影されることが多いようです。またシャドウは、強迫的で自律的な一方、所有欲も強いため、私たち人間は恐怖や怒りなどの感情を覚えますが、影自体は悪ではないため、この闇のエネルギーと和解するためには精神的な努力が必要だと示唆しています。</p>]]>
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<title>ペルソナ(仮面)</title>
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<modified>2006-11-30T02:23:16Z</modified>
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<summary type="text/plain">ユング心理学では、この仮面は外界に向かって表現される自分、本来の自分の姿ではない...</summary>
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<![CDATA[<p>ユング心理学では、この仮面は外界に向かって表現される自分、本来の自分の姿ではないけど世界と関わるために定着するスタイルや役割を持つために選び取った仮面を意味しています。</p>]]>
<![CDATA[<p>いわば社会や環境に適応するための人格です。夢の中には放浪者やかかし、追放者のような形で現れるといいます。あくまでもペルソナは仮面であり、本当の自己であると勘違いすると危険であると警告しています。</p>]]>
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<title>トリックスター</title>
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<modified>2006-11-30T02:22:35Z</modified>
<issued>2006-11-30T02:04:04Z</issued>
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<summary type="text/plain">「いたずら者」や詐術師として活躍する元型。　このいたずら者はヒーローとして世界中...</summary>
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<dc:subject>05.無意識層の源泉</dc:subject>
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<![CDATA[<p>「いたずら者」や詐術師として活躍する元型。　このいたずら者はヒーローとして世界中の神話や民話に登場しています。ギリシャ神話のメルクリウス(ヘルメス)も典型の一つであり、策略を用いる賢さと知恵に対し欲望を抑えきれずに失敗してしまう愚かさや滑稽さに笑われる者として象徴されます。　</p>]]>
<![CDATA[<p>姿形を自由自在に変化させたり姿を消したりするとした変容のシンボルでもあります。このトリックスターは何にも縛られない無法者なのです。</p>]]>
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<title>老賢者(マナ人格)</title>
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<modified>2006-11-30T02:16:18Z</modified>
<issued>2006-11-30T02:03:30Z</issued>
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<summary type="text/plain">グレートファザー、父なるものの元型。　超自然的な力を備えたマナ人格と呼ばれるもの...</summary>
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<dc:subject>05.無意識層の源泉</dc:subject>
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<![CDATA[<p>グレートファザー、父なるものの元型。　超自然的な力を備えたマナ人格と呼ばれるもので、成長と活力の根源的なシンボルとして象徴されます。導師、預言者、聖職者、医者や魔術師、先生などのように権威ある人物として夢や幻像に現れます。</p>]]>
<![CDATA[<p>高次のレベル意識であるとして、ユングはこれに出会った人が、自分の人格を無意識的にマナ人格に同一視するのは危険だと述べています。</p>]]>
</content>
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<title>元型</title>
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<modified>2006-11-30T02:17:30Z</modified>
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<summary type="text/plain">人間のプシケー(心)の深層で自律的に働く本能的な力のことをユングは「元型」と呼び...</summary>
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<dc:subject>05.無意識層の源泉</dc:subject>
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<![CDATA[<p>人間のプシケー(心)の深層で自律的に働く本能的な力のことをユングは「元型」と呼びました。この元型は人類に共通の普遍的無意識を構成する素です。私たちが本能というものを見ることができないように、元型的な力そのものもまた私たちは見ることはできません。深層に働いている元型は、時として夢や幻想、思考の中にイメージという形になって現れてきます。</p>]]>
<![CDATA[<p>その元型的なイメージの象は、文化や個人によって異なるのですが、本質的なものは普遍的な性格さ故に、人は夢に見たり、物語として語られたり、歌にしてきたのです。７つの元型は、老賢者(マナ人格)、トリックスター、仮面、影、神的な子ども、アニマとアニムス(女性的要素と男性的要素)、グレートマザーなどで、それぞれの特性を備えて個人の心に元型として登場し影響を与えています。</p>]]>
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