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「指導者」C・G・ユング

ユングが活躍していた時代、ユングの主張することは一般にとっては受け入れがたいものでした。ユング個人の性格の特性を表すとき、肯定と拒否との間の葛藤があげられます。いつも疑念を抱き、前進と後退によって尻込みがちになり、決断を困難にさせていたようです。自らの個人的な生活を公衆の目にさらすことを嫌いました。

また、内的なもの精神的な世界だけがユングにとって重要であり、外的な記憶や出来事などはユングにとって記憶に残らないほどに価値を見いださないものでした。さらにユングは自らの理論を絶対的なものとしては伝承しません。後継者は理論に従うべきだとは考えず、すべての理論も哲学も思想も自由であって固執しないことこそが、ユングの指導法なのかもしれません。




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