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類型からくる子どもの素質

ユングは子どもの素質は、環境によって生じる生存競争(たとえば兄弟喧嘩)などが要因になるとは考えられないとしています。同じ母親から生まれた二人の子どもが、母親の態度に少しも変化がないのに全く正反対の類型を示すことがあるということをみれば、決定的な要因は子ども自身が持っているというのです。

ということは、母親が少しでも態度を極端にしたり、偏った影響を有害に与えた場合には、子どもが本来持っている素質は、抑えられてしまい、子どもたちも母親と類似した態度を強いられてしまうため、当人は神経症を引き起こす可能性があるということです。そのようなケースでは当人が自然に適応した素質(元型)に戻るためには治療が有効だと述べています。




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